2025年
2/19
Wednesday

会長挨拶

会長就任あいさつ

 

会長 岸本 信一 

 

 2017-2018年度の鳥取ロータリークラブ会長就任にあたりご挨拶申し上げます。鳥取ロータリークラブは1952年(昭和27年)に山陰地区最初のクラブとして創立され、昨年度は創立65周年を迎えることが出来ました。この度、この歴史と伝統ある鳥取クラブの会長を拝命し、身が引き締まる思いでございます。この一年間、クラブ発展のため微力ではございますがクラブの運営を一所懸命担ってまいりますので、よろしくお願い致します。

【RI会長のテーマ】

 RIイアンH.S.ライズリー会長はテーマを『ロータリー:変化をもたらす(ROTARY:MAKING A DIFFERENCE)』とされました。ロータリーとは何ですか?という問いに、RI会長はこれに『ロータリー:変化をもたらす』というテーマで答えられるとの事です。これは「私たちは、どのような方法で奉仕をすることを選んだとしても、奉仕を通じて人々の人生に変化をもたらすことが出来ると信じ、そしてその奉仕活動が、誰かの人生をより良くしているという事を知っている」ということです。ロータリーはロータリーを通じこの変化をもたらすロータリアンが集まった組織であるという事です。

 そして、このテーマは正に人道的奉仕、支援を意味しており、もっとも象徴されるのがポリオ撲滅です。2018年は『END POLIO NOW』、 つまりポリオ撲滅最終達成年度が期待されております。アトランタでの国際大会では、ポリオ撲滅の多額寄付者であるビル&メリンダ・ゲイツ財団の会長ビル・ゲイツ氏が基調講演をされ、その中で「ロータリーはゆるぎない目標を意識、そして全身全霊で力を注げば何でもやり遂げられる信念で、ポリオ撲滅の基盤を築き、これは世界でこれまでに行われた最も野心的な公衆衛生の取り組み」と称賛されたとの事です。私たちのクラブは1年間に1人当たり約3000円をポリオプラスへ寄付し、ポリオ撲滅の支援をしております。この寄付資金により世界で良いことをしているという充実感を共有することが出来ました。

【RI2690地区スローガンと地区目標及びクラブ目標】

 RI会長のテーマ受けて、RI2690地区の池上正ガバナーは地区スローガンを『TAKE  ACTION』とされ、「ACTIONなきVISIONは夢に過ぎない。RI会長のテーマ、ビジョンを元に計画し実践しよう」と行動することの必要性を提唱されました。その為には、何よりもクラブ自体が地域社会においても将来に向かって持続可能な組織として、更に強化していく事が必要だとして、地区目標が掲げられました。

 鳥取ロータリークラブは、この地区目標を達成すべく、次の項目について、この1年間クラブの奉仕活動や運営を行って参りたいと思います。

1 最重点の会員増強への取組み

 クラブの充実のためには会員増強を継続的に行っていくことが必要で、特に、若い人たちや女性の人達に会員として一緒に活動して頂く事を念頭に会員増強に取り組みます。

2 RI会長賞の取得へのチャレンジ

 我がクラブは会長賞の取得に常にチャレンジするクラブでありたいと考え、会長賞の取得を絶対目標とすべく、クラブの活性化と強化を図って参りたいと思っています。

3 人道的奉仕への継続的取組み

 ポリオ撲滅への協力、ロータリー財団への支援及び米山記念奨学会への支援等に対する寄付金について今後においても引き続き取り組んで参ります。

4 公共イメージと認知度の向上

 地域社会での奉仕活動を通じて、いかに地域住民に認知していただき、その結果として、地域社会から理解と高い評価を受け続けていくには、地区補助金の活用プロジェクトをはじめ、あらゆる奉仕活動の実践と広報を通じ公共イメージと認知度を高めて参ります。また、新しい提言「2018年4月22日の『アースデイ』までに各会員1本の植樹を!」について、地域他クラブや行政と協議しながら、提言達成にむけて取り組みたいと思います。

5 国際奉仕や国際交流のチャレンジ

 当クラブは過去においてWCS活動としてコロンボ・ロータリークラブと提携して医療機器をスリランカ国立病院に贈呈する事業を行いました。昨年度に当該提携先であった、コロンボのロータリークラブ、また鳥取県を通じジャマイカのロータリークラブから国際交流についてアプローチがあり、両クラブとのグローバルな交流について中長期的な戦略計画の立案に向けてチャレンジをしたいと思っています。

【変わること、変わらないこと、変えて行くこと】

 私は鳥取ロータリークラブの運営にあたり、テーマを『変わること、変わらないこと、変えていくこと』といたします。

 『変わること』とは、世の中の目まぐるしい変化の事です。時代の流れと共に人、物それぞれの価値観や認識が変わっていく事は誰も止めることが出来ません。それに逆行する事は許されないのです。『変わらないこと』とは、ロータリー精神や鳥取クラブの先達会員が、この65年間築き上げた歴史と伝統でございます。これを継承していく事が地域社会でのリーダーシップと高い評価を受け続けることになります。『変えていくこと』とは、時代の流れに即した鳥取ロータリークラブの在り方や運営方法について、ロータリー精神に反しない事を前提に自ら変えていく事です。昨年開催された国際ロータリーの規定審議会においては、クラブ運営の柔軟性や規則の緩和に従った各種の変更がありました。次の世代にロータリークラブが今日的な意味を持ち続ける為には、変化に対応していく能力を、各クラブ自らが選択してクラブの活性化を図っていく必要があります。

 今年度のクラブ運営に当たって、上記『変わること、変わらないこと、変えていくこと』をテーマに、バランスのとれたクラブ運営、地域内外での各奉仕活動や地区目標達成に向けた積極的な取り組み、そして何よりも会員に例会を楽しんでいただく事を目標にクラブ運営をしてまいりますので、会員そして地域の皆様には引き続きご理解ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

このページの先頭へ戻る